「沈黙する歴史」西尾幹二著

 戦争に敗れた国の歴史は、一般に抑圧される。

 敗北民族は自らのかつての神を忘れ、勝利民族の神を新しい守護神として祭壇に祀りあげる。

 生きるための必要がそうさせる。

 そのうち自分が信じていた神の名を忘れる。

 世代が替わり、旧敵国の道徳を自分の道徳とし、旧敵国から加えられた不正や犯罪までも、自分の神の罪深さにしている方が便利で、生活しやすいことになると、もう誰も昔の神のありがたさを思い出すものはいない。

     「沈黙する歴史」より 西尾幹二著 徳間書店

 

 私たちは日本人として基本的な知識と知恵を取り戻さなければなりません。

 戦前の日本人たちが当たり前に持っていた知識と知恵。

 この一冊は、今の私にとって必読の書でした。

仁海塾のこれからを考える時、こんな必然の出会いがあるものなのですね。